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【MEDIA】テレビ新広島「ライク!」に取材していただきました

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テレビ新広島「ライク!」

SDGsの話題をお伝えするコーナーで弊社の取り組みの様子を放送していただきました。

「規格外」の野菜や果物でジャム作り 広島から全国へ届ける「もったいない」 (2023/02/16 18:45)

傷が付いたレモン。不揃いのイチゴ。不格好なニンジン。味に自信のあるこだわり野菜も規格外になるとなかなか販売できません。そんな野菜や果物を生かそうと活動する女性がいます。

【糸おやつのみせ・中村真三子さん】 「無農薬の『くりまさる』っていう品種のカボチャなんですけど栗に勝るほど甘いっていう農家さんもすごく土づくりから力を入れて育ててらっしゃるので、そこを無駄にしないようにと」 生クリームとてんさい糖を加えてじっくり煮詰めできあがったのはジャム。濃厚なカボチャのうまみが凝縮されほどよい甘さが口の中に広がります。さつまいもにナス、トマト。素材本来のうまみを大切に廃棄される野菜や果物をジャムに変え、インターネットなどで販売しています。もともとはホテルで働いていた中村さん。結婚後、2児の母に。子どもが通う保育園で食の大切さを学びました。

【中村さん】 「安心安全に食べられるっていうのは体に一番影響してくるので、一つ一つの調味料や食べる物によって、体は作られている。性格までも変えてしまうっていうふうに教えてくださったので、口に入れるものの大切さを大事にしていこうかなって思って」 焼き菓子を作りイベントなどで販売を始めた中村さん。転機となったのは、そのイベントで直売をする農家の人たちとの出会いでした。中村さんのジャムを食べた農家の人たちが次々にジャムづくりを依頼してきたのです。 こうして農家さんの思いを受けて豊作でできすぎた果物や形のわるい野菜など廃棄されるものを生かしたジャムづくりがスタートしました。素材は丹精込めて作られた農作物ばかり。そこで中村さん手製のラベルは、各農家さんの個性が見えるように工夫されています。

【中村さん】 「農家さんの名前も一緒に出しているので、農家さんが大切に育ててこられたその素材を生かせるようなジャムを心がけています」

この日訪れたのは、三原市でレモンなどの柑橘類を育てる「奥八農園」奥田さんは、4年前に脱サラをし農薬をあまり使わない方法で栽培しています。

【奥八農園 奥田高宏さん・中村真三子さん】 「これがジャムにしてほしい。ちょっと見た目悪くて。どうしたらいいかなと思ってて。 綺麗なのは、このぐらい、大きいんですけど」「綺麗。大きい」「こっちがどうしても売るのに難しくて」「全く問題ないです。大丈夫です」

【奥八農園・奥田高宏さん】 「訳あり品として、安く出してもらったりとか、そういうことはさせていただいてるんですけども、やっぱりどうしても、多くなってくると販売が難しいですよね」

【奥八農園・奥田和佳さん】 「1年間かけて作って育てたものなのでそれが捨てるとなると心苦しいところもある。それがやっぱりこう付加価値がついてまた一つの商品になるというのがお客様の元に届けられるというのはすごくありがたいし、うれしいよね、生産者として」

「奥八農園」のレモンはバニラビーンズを加えてジャムにして販売しています。商品は好評で、去年、品評会で賞も受賞しました。

中村さんは、今、新作に取り組んでいます。その食材は…

【中村さん】 「今、ごぼうのジャムを作ろうと思って」 東広島市豊栄町の吉原地区で作られる「吉原ごぼう」を使ったジャムの依頼が来たのです。太く大きく柔らかい香り豊かなごぼうです。

【中村さん】 「ごぼうだけのジャムってちょっと勇気がいるなって思って、ごぼうをしっかり低温でローストしたものがこれで砂糖で煮詰めたもの、ごぼうのグラッセにしました」 ごぼうの風味、その特徴をどう生かすか、チョコレートやブルーベリーを加えてみるなど試行錯誤中です。納得がいくまで、おいしさを追求しようと、この日は、生産者を交えての試食会です。チョコレートやごぼうの配合を変え、触感や風味をチェックします。 「もっとごぼうがほしいってことなんでしょ。みんな」「香りとかですよね」「みじん切りというか形のある状態で入っているっていうのを売りにしても面白い」 どうすればさらによくなるか。議論は長時間続きました。

【中村さん】 「新しいアイデアをいただいたので、もう一回試作を試してみたいものを作ってみます」

【吉原ごぼうの生産者・川崎理恵さん】 「ごぼうだけだと食べられる方も限られている。より多くの方に知っていただける機会ができるかなと思って楽しみにしています」 試作を重ね18種類目となる吉原ごぼうのジャムがまもなく完成します。

保存料も添加物もない素材を生かすジャム作りに挑み続ける中村さん。廃棄される食べ物を無くすとともにもう一つ、夢があります。

【中村さん】 「今、私のジャムがほぼ全種類広島のものを使ったジャムなんです。広島の野菜や果実を使ったジャムを、日本全国に届けられたらいい。そのことによって農家さんの価値も上がるし、ジャムを食べることで、その農家さんにも興味をもってもらえたら素敵なこと」 (情報)

・2月25日(土)には、無印良品アルパーク店(広島市西区)でごぼうショコラを含めたジャムの試食販売会を行う予定です。

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